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カラーレーザープリンタの下位機種は値段的にかなりお安くなってきており、個人でも入手が容易になって久しい。
今回、CANONのSATERA LBP5200を購入したのでレポートさせていただきたい。
購入に至った経緯
以前からインクジェットプリンタを使用していたが、いくつか不満がありレーザープリンタを購入したのは、これを解消するためであった。
不満と考えていたところ
・暫くぶりに使用すると印刷したものに横に筋がはいる。
・電源を入れるたびにウォームアップでインクを噴射するので、もったいないような気がする。
・年賀状を大量(といっても250枚程度)に印刷する際、宛名の面はいいが、反対側がとてつもなく時間がかかる。
・用紙トレーがないので、印刷するたびに用紙をセットしなければならない。
(むき出しにセットしたままだとホコリがたまるため。)
購入
大阪の通販ショップで代引で購入
SATERA LBP5200
¥62,296
ネットワークインタフェースカードAXIS 1611
¥15,800
ネットワークインタフェースカードを購入した理由
以前よりBROTHERのHL−1240にCOREGAのプリントサーバーをつなげて、共用しているがどうも調子がよくない。
これを教訓に純正のネットワークカードをつければ無用なトラブル対応をせずにすむと思ったのである。
(純正というのはCANON製という訳ではありません。メーカー指定品という意味です。)
商品到着
注文から2日後に到着。
宅急便の人が3人も来てビックリ。
受取書にハンコを押して梱包の箱を見てさらにビックリ。
なんとも巨大。(幅600mm × 奥行き550mm × 高さ725mm )
これまで当然、製品の寸法は調べてあったが、梱包の箱がこんなに大きいとは。
玄関から入らないので(入れても開梱する場所がないので)玄関先で開梱する。
上からトナーなどの保守部品を取り出すとプリンターが顔を見せた。
取り出そうとしたらかなりの重量。(約19.5kg(用紙/カートリッジを除く))
何とか家に迎え入れる。
隣は22インチ子供用自転車
設置
設置場所は棚の中段部分(床から132cm〜172cmの間に設置)。
トナーをセットするため上部のカバーを開けなければならないが、棚に設置後はカバーが開けられなくなるため、机に仮置きしトナーをセットする。
電源をいれカバーを開けるたびに、YMCBの各色のところでドラム状のものが止まるので、止まったところに該当するトナーカートリッジをセットする。
4本セットしたところでコンセントを抜き、背面のインタフェースカードのふたをドライバーではずす。
空いたところへネットワークカードAXIS 1611を差し込み、ドライバーでねじ止め。
この時、AXIS 1161のMacアドレス(底面ラベルに記載されているシリアル番号)をメモする。(次項の設定で使用します。)
その後、この20kg以上の物体を予定の場所に設置。(家族に協力していただきました。とても一人では無理です。)
LANケーブルを接続し設置完了。
設定
使用しているOSはWindows98SE、WindowsMe、WindowsXPですが、印刷はWindowsXPからのみ行う予定なので、設定はWindowsXPに対してしか行っておりません。
尚、プロトコルはTCP/IPを使用しています。
【LBP5200のIPアドレスの設定】
AXIS 1611のCDからNetSpot Device Installerをインストールし、LBP5200にIPアドレスを割り当てる。
もしDHCPによる自動IP割り当てを行っている場合は、当該IPアドレスを固定アドレスにする。
(Macアドレスを使用します。)
【1611ユーティリティのインストール】
AXIS 1611のCDからAXIS CART Print Monitorをインストールする。
【プリンタのインストール】
プリンタの追加ウィザードプリンタをインストールする。
この際、ドライバはLBP5200のCDよりインストールし、ポートはAXIS CART Portを指定する。
印字テスト
プリンタの電源を入れる。
勤務先でLBP2410を使っているのであまり意識していなかったが、一般家庭ではかなり音が大きく感じる。
ウォームアップ(約2分)の間、ガラガラという音が連続する。
テストページの印刷を行うと、無事印刷完了。
A4の普通紙に印刷したが、にじみもなく鮮明。
ドライバの設定項目
ドライバの設定画面は以下の4つのタブから成っている。
詳細はそれぞれの画面をご覧いただきたい。
@ページ設定
A仕上げ
B給紙
C印刷品質
主なスペック
型番 LBP5200
(商品コード:9631A001)
動作モード Color CAPT
プリント方式 半導体レーザ+乾式電子写真方式
トナー定着方式 オンデマンド定着方式
最大プリント解像度 9600dpi相当×600dpi
プリント速度 モノクロ:A4 普通紙:19枚/分
(複数部数印刷時) カラー:A4 普通紙:4枚/分
ウォームアップ 0秒(電源投入時120秒以下)
給紙容量 給紙カセット 250枚
給紙トレイ 125枚
最大給紙枚数 375枚
有効印字領域(右記範囲を除く) 上下左右 5mm(封筒は10mm)
用紙種類 普通紙、厚紙、再生紙、ラベル紙、官製ハガキ*7、封筒(洋形4号/2号)
フォント 内蔵プリンタフォント -
添付(TrueTypeフォント) 和文:20書体、かな:31書体、欧文:100書体
RAM 8MB
インタフェース USB2.0 Hi-Speed×1(USB1.xサポート)
動作音 待機時 無音(暗騒音)
動作時 54dB以下
消費電力 最大*10 945W以下
動作時平均 約408W
待機時 約10W
本体寸法 幅482mm×奥行451mm×高376mm
本体重量 約19.5kg
本体標準価格(税別) 95,000円
不満は解消されたのか(総論)
・暫くぶりに使用すると印刷したものに横に筋がはいる。
→今のところは問題なし。(暫く期間をおいて印刷後報告します。)
・電源を入れるたびにウォームアップでインクを噴射するので、もったいないような気がする。
→これは解決。ただトナーの単価は高いので交換時が恐ろしい。(YMCは12000円、Bは10000円)
・年賀状を大量に印刷する際、宛名の面はいいが、反対側がとてつもなく時間がかかる。
→まだ年賀状の季節ではないので検証不可。
 メーカー公証値はカラーA4が4枚/分。
 (例えばPIXUS IP8600ではカラーA4が15枚/分なので特別早くはない。)
・用紙トレーがないので、印刷するたびに用紙をセットしなければならない。
→用紙トレーがあり用紙がほこりをかぶることはない。
・その他
→ネットワークの共用でも全く問題なし(当たり前か。純正カードにしてよかった。)